ファイトケミカルの抗酸化作用

抗酸化作用のある成分を摂取するとガンを予防することができます。なぜなら酸素こそがガンの原因だからです。ですがヒトは酸素を吸って呼吸していないと生きていられません。いったい、どういうことなのでしょうか。

酸素がつくとサビる

鉄がサビるのは酸化が原因です。すなわち、「鉄」と「酸素」が合体して「酸化鉄」になったものがサビなのです。酸素さえなければ鉄がサビることはありません。

いずれにしろ、酸素によって鉄がサビるということは、鉄分を含むヒトも酸素によってサビるということです。これを老化といいます。

空気中の酸素を吸えばヒトの身体がサビる。より多くの酸素を吸うことで酸化は進み、どんどん老けていきます。年齢を重ねるほど老けていくのは酸素が原因なのです。

活性酸素はガンの原因

コレステロールに悪玉と善玉があるように、酸素にも良い酸素と悪い酸素があります。老化の直接の原因となっているのは悪い酸素です。こいつのことを活性酸素(かっせいさんそ)といいます。

活性酸素は、人体に有害な物質です。病気や加齢を促進するばかりか、発ガンの原因としても知られています。なにより厄介なのが、活性酸素は蓄積するということです。

呼吸によって体内に取り入れた酸素のうち、およそ2%が活性酸素に変化します。つまり、呼吸すればするほど活性酸素が体内に蓄積していくのです。

活性酸素が蓄積する条件

活性酸素が蓄積する条件はいくつかあります。ざっと挙げていきましょう。

  • ストレス
  • タバコ
  • 水道水
  • 肥満
  • 激しい運動
  • 化粧品
  • 紫外線
  • 排気ガス
  • ダイオキシン
  • 電磁波

どうでしょうか。これらを見てわかるとおり、活性酸素というのはかなり身近な存在なのです。まったく嬉しくありませんが‥。

とにかく、ふつうに生活しているだけで活性酸素が蓄積していくのは間違いなさそうです。ですが、活性酸素が体内に蓄積していくのを黙って見過ごすわけにはいきません。

そこで、活性酸素に対抗するいくつかの方法を紹介していきます。

活性酸素をやっつける方法

もともとヒトの身体には、活性酸素を無毒化するはたらきがあります。いわゆる抗酸化作用と呼ばれるものです。ヒトは、抗酸化作用によってすでに活性酸素を無毒化していたのです。

ところがいくつかの条件で抗酸化作用は低下します。さきほどのリスト「活性酸素が蓄積する条件」で挙げたいくつかの要因です。

そして、さらなる問題があります。それは、歳を重ねるごとに抗酸化作用が低下してしまうという、目を背けたくなるような事実です。

活性酸素が蓄積するとどうなる

活性酸素の初期段階をスーパーオキシドといいます。スーパーオキシドは、抗酸化作用によって水と酸素などに分解され、完全に無毒化されます。

ところが抗酸化作用が弱まってくると、処理しきれなくなります。スーパーオキシドは次の段階(ペルオキシナイトライト、ヒドロキシルラジカル)にレベルアップします。

スーパーオキシドよりもケタ違いに酸化力の強いヒドロキシルラジカル。ヒトはこれを分解する酵素を持っていません。なんの対策もないままガン化するのを待つ。これが切ない現実です。

対策はあるのか

加齢やストレスなどによって、どうしても抗酸化作用は衰えてしまいます。ですが、活性酸素がパワーアップする前にやっつけなければゲームオーバーです。そうなる前に、やれるだけのことをやっておきましょう。

抗酸化作用の低下を補うには、抗酸化作用のある物質を体内に摂り入れる必要があります。すなわち、抗酸化作用を含むファイトケミカルを定期的に摂取することです。

ファイトケミカルを摂取すれば抗酸化作用の低下を補うことができます。そればかりか、ガン細胞を自殺させる能力をもったファイトケミカルも存在します。

健康な生活をずっと送っていきたいのであれば、ファイトケミカルは欠かすことのできない栄養素なのです。